日常生活に影響を及ぼす五十肩・四十肩。これは俗称で整形外科では「肩関節周囲炎」と言われたり、ひどい場合には「凍結肩」と診断されます。当院でもよくお手伝いする症状です。
病院ではもんでもらって、シップをもらって・・・。でもよくならない。
ここでは当院での五十肩・四十肩へどのようなお手伝いをするかをお伝えします。
当院における四十肩・五十肩へのアプローチ
どのような症状がでるのか?
安静時(じっとしている時)の痛み
- 夜寝ている時、肩がうずいて寝れない
- 寝返りを打った時に痛みで起きる
- 腕を動かさない状態でもずきずきと痛む
動かすときの痛みと動かしにくさ(拘縮)
- 肩より高いところのものを取ろうとした時に腕が挙がらない
- 上着を着たり脱いだりするのがつらい
- 背中のファスナーを上げれない
- 頭を洗いにくい
- 電車のつり革が持てない
- コインパーキングでの支払いがつらい
五十肩・四十肩の経過・対処
五十肩は大きく分けて三つの経過をたどります。
1.急性期・炎症期(~二週間から一ヶ月)
痛みが強く、夜寝ていても痛い、じっとしていても痛い、なにをしても痛い というような症状になりやすい時期です。この時期は施術をして一時的によくなっても痛みがぶり返したり、より痛くなることがあります。
この期間は施術をしても改善しにくい時期ですので、しっかりアイシングして炎症をおさえましょう。
2.慢性期(~6か月から1年以上)
このころには急性期の痛みを130とすると、痛みが100くらいになります。肩関節周りの筋肉が固まり(拘縮)、痛みが急性期から減り、可動域の制限が顕著になります。じっとしていても痛いということは徐々に減り、無理に可動域を超えて動かしたときに強い痛みがでます。
この時期に施術とセルフケアをしっかりと行うことで、回復までの時間を短縮することができます。
3.回復期
可動域が少しづつ回復し、日常生活での痛みがあまり気にならなくなる時期です。ただし痛みが治まってきたといっても、可動域を元に戻すためには油断せず施術とセルフケアが必須です。
五十肩のケアにはこの時期の見極めが非常に大切です。適切な時期に適切なケアを行うことで早期回復に繋がります。
五十肩・四十肩の原因
おもな原因は
- 姿勢
- 生活習慣
- 食事(糖質過多)
- 冷え
などがあげられます。姿勢の問題には内臓などへのケアも必要になります。
当院ではこのようなお手伝いをします
当院では以下のようなアプローチを行います。
● 完全手技による筋肉・骨格・内臓調整
● セルフケアの指導
● 詳細なカウンセリングによる日常生活の見直し
● 食事のアドバイス
施術の流れ
詳細なカウンセリングからあなたの問題点を見つけだし、アドバイスをします。
五十肩の場合、特に生活習慣からくる冷え、血流不足などが肝になってきます。そしてこのような問題はご自身で認識していないことがほとんどです。
お仕事の環境・気にもしていなかった生活習慣など、身体へ日常から常に負担をかけている事を認識しないと、いくら施術をしてもご自身で身体を悪くしてしまいます。それも気づかないうちに・・・。
このような状況では無駄に通院回数も増え、つらさが気にならなくなるまでの時間が長くなってしまいます。
当院では初回に詳細なカウンセリングを行い、あなたの気付いていない問題点を共有し、症状改善に向けてのアドバイスをおこないます。
手技での筋肉・骨格調整
五十肩で調整が必要なのは当然肩回りだけではありません。頭蓋骨や足の指のずれが影響を及ぼしていることもあります。ですので、当院では必ず全身の調整を行います。
手技での内臓調整
骨格の調整には筋肉へのアプローチはちろんですが、さらに内臓にも調整が必要です。内臓に問題があると血流が悪くなるため、肩回りや首周りにも多大な影響を及ぼします。しかし残念ながら、この内臓へのアプローチをお身体への負担なくしっかりとできる治療院は私が知っている限りほとんどありません。
改善しやすい人・しにくい人
少し耳が痛いかもしれない話をします。
五十肩の場合、特に生活環境からくる冷え、健康な身体を作るための材料不足(食事)などが重要になってきます。そのためいくら当院でお手伝いしてもあなたがご自身で治す決意をしないと根本的な改善はまず無理です。
「全部お任せするんでなんとかしてください。」
「いろいろと忙しくて・・・」
ご自身の健康よりも、日々の生活、仕事、子育て、スポーツ、趣味・・・
「なにを優先するか」ご自身がしっかりしていないと、満足いく生活は得られません。
お伝えしておきたいこと
五十肩になってしまうと、とてもつらい状態が長く続きます。
肩がこのまま動かなくなってしまうのでは? と不安になるかもしれません。
固まらないように無理に動かしてしまうと、炎症がひどくなりかえって回復までの期間が長くなることもあります。繰り返しになりますが、痛みをなくし、可動域を元通りに回復させるには適切な時期に適切なケアをすることが必須です。
伝えたいことがもうひとつ。
可動域が回復したわけではない状態で、「痛みがなくなったから治った!」と思いケアをやめてしまう方がいらっしゃいますが、これはとても危険です。
可動域が戻っていない状態で生活を続けると、各部の負荷が大きく再発のリスクや逆側の五十肩を発症してしまう可能性が高まります。
きっちり回復するまでメンテナンスして、逆側の五十肩予防も行いましょう。